題:エロスw


・コンセプト
 言葉、数字、行為、、今回の一連の中にあるものから暗号を解くように鑑賞して頂き、一つの対象から別の見方を抽出する試みを行いました。
 
 私は、ある意味儀式的に生成する事が芸術の醍醐味であると考え、劣をも包摂する呪術性に意義を感じます。
 混迷する現代社会に、現象を多角多様に捉え、深遠に思考することを促したいです。

・制作工程
 日没を待って、コンビニで買った氷を、撮影場の真ん中に添えました。
 ライトを当て撮影を始めるのと同時に、氷の模刻を始め、撮影の方は約10分間隔で溶けて無くなるまで続けて行き、その間に氷が背景紙へ染み込んでいきます。
 彫る作業がある程度進むと、氷が溶けていく変化に追い付けなくなり、 その段階から写し(客観的)から記憶の中にある姿(主観的)の再生へと変わります。
 1時間半程で無くなった氷は、紙に残った染みと写真と彫刻を生みました。

 そして、彫り終わった彫刻(撮影する時点では彩色していない為未完成です)を撮影し、その写真に手を加え別の物へ生成し理想化させます。
 最後に彫刻は表面に漆を塗り、彩色を施して(表面処理を行うと前の段階には戻れないので写真だけが唯一木地姿を残す事になります)一連の作品は完成しました。

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写真。 [フィルムカメラ、氷]
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痕跡。 [撮影時の背景紙、氷]
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模刻。 [檜、漆、胡粉、氷] 
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加工。 [1,ポラロイドカメラで撮影 2,写真をスキャン・加工してプリント 3,モノクロ拡大コピー  4,フレーム制作。]